ぼでーが何かをしようとする墓場

アイドルマスターシンデレラガールズの櫻井桃華を、自分なりの愛情表現で愛するいわゆる自慰的ブログ

様子のおかしい関西人がアイマスハッカソンに参加してきた

この記事はアイドルマスター Advent Calendar 2016 - Adventarの22日目の記事である。
昨日21日目の記事は、@kahun_maskさんの社会人だからプロデューサー予定表を毎朝Slackに通知させる - kahun_mask’s blogであった。

最初に断っておきたいのだが、筆者は関西人のPだが、関西人のPが全員様子がおかしく、怖いわけではないので注意されたい。
あくまでタイトルは筆者個人にのみ当てはまることである。後、やはりこの記事に技術的要素はあまりない。

2016年ももう終わろうとしている12月17日、東京都内恵比寿にて「アイマスハッカソン2016」が開催された。

~ アイドルを愛でる。アイマスに貢献(Contribute)する。~

の思想の元、集まった"アイマスエンジニア"であるP達が、自らの担当アイドルをエンジニアの視点から愛でるイベント。
それが「アイマスハッカソン2016」である。

今回は様々な分野で活躍するエンジニアを副業とするP達が集まり、
思い思いの成果物と思い思いの愛を魅せてくれた。

この記事は、そのアイマスハッカソンにスタッフとして、はたまた参加者として参加してきた筆者ぼでーが思うままに書いた駄文である。
どうして参加するに至ったのか、当日はどうだったのか、そしてその後どうして行きたいのか。思うがまま書いたらやはり長くなってしまったので暇な人向けである。

動機

そもそもアイマスハッカソンに何故参加しようと思ったか。
主要なスタッフには漏らしていたのだが、本来先駆者が居なければ、私は自分で計画を実行するつもりだったのだ。

私は普段から持っている知識(これは技術的な側面を主にするが、その限りではないものも含む)と担当アイドルとの可能性を模索している。
しかし、それらの殆どは往々にして人々に伝わりづらく、また理解されにくいものである。
それもそうである。技術的な、あるいは専門的なコンテンツは、それに対する基礎知識の上に成り立つ。
例えば、プログラミングの基礎知識もわからない人に、「momokaと命名したqueueに要素をinsertするのは凄くエロい」などと言ってもよくわからないと気持ち悪い顔をされるだけだろう。(もしかしたら知ってる人でも気持ち悪いと思われるかもしれな(ry))
また、技術的知識があったとしても、アイドルへの興味がなければやはり話は通じない。
往々にしてきちんと伝わるプロダクトを作り出さなければ、そういったちょっとしたものは、誰にも通じず虚空へと消えることになる。

それに比べ、絵や文章などで愛を伝えられる人々は、直感的に分かりやすく、人々に自らのコンテンツを発信できる。
そういった人達を応援する中、私は常々そういった人達に憧憬の念を抱いていた。
彼らは分かりやすくコンテンツを発信でき、分かりやすくそのコミュニティを形成することが出来る。
私は、どうしてもそこに自分との壁を感じざるを得なかった。

そして(これは言い訳がましいかもしれないが)、ちょうどその頃から副業にも追い詰められ、家でコードを書く手がいつしか止まっていた。アイディアだけが先行している。そんなジレンマが長い間続いた。
これではいけない。私には思いっきり愛を叫べる「場」が必要だ。

偶然か、はたまた積み上げてきたものというか、私には昔から、「主催者側に立ちたい」という願望があった。
無いものは作ってしまえ。副業で悩んでいた事もあり、とにかくそういった側面での理解者と刺激が欲しかった。
そこで思いついたのが「ハッカソン」である。何故かアイマスにはまだハッカソンが無い。ならやってしまえ。
しかし、歴史の深いコンテンツである。私以外にも必ず同じ考えの人間が居るはずだ。そうしてGoogleに頼った末、一つの光明を見つけた。
それが、今回の「アイマスハッカソン2016」であり、@treby006氏が旗を振るコミュニティ「IM@Study - connpass」である。
私と「アイマスハッカソン」との出会いの瞬間である。

転機

正直な話をすると、何らかの形で関わりたいとの思いはあったものの、メンションを送ることが凄く躊躇われた。
なぜならその時名前を見つけた@treby006氏始め主催者は当たり前だが全員初対面であり、しかもミリオン勢である。
私のような新米Pが、ましてやまだコンテンツも持っていないような人間が、この強力なグループの輪の中に入って良いのだろうか。

アイマス垢としてのTwitterの歴史も浅い。
かといって別に技術垢の方も活動的かというとそうではない。
アイマスPとして参加するなら、アイマス垢......ぼでーの方になるだろうが、果たしてこんな(気が触れた)ふざけ倒した人間が、関わって良いのだろうか。

しかし、自分が動かなくては何も始まらない。
技術力は分からないが、何よりアイドルへの、こと桃華への愛なら私は胸を張って主張することが出来る。
というわけで意を決してメンションを送ることにした。それが今年、9月23日の出来事である。

そしてその後、GitHub - imas/hackathonのOrganizerとしてInvaiteいただき、Twitter上で、Github上で、Slack上でコミュニケーションしてから、役割が決まり、当日の開催までは本当に光陰矢の如しであった。私のプロデュース業と桃華への愛の花はまさに1秒毎に色づいていた。
本当に改めて私のような人間をスタッフとして受け入れてくださった主催者面々には感謝してもしきれない。

当日 準備~開始

アイマスハッカソンの準備開始時間は9時である。
開催場所は東京で、私は関西に住んでいるので、当然のことながら9時に現地に行くのは難しい。スタッフとして遅れる訳にはいかない。
なので私は東京に住んでいる姉を頼ることにした。前日、京都~東京行きの最終新幹線に乗り込み、東京入りした。

ここで、遅い時間に新幹線に乗る時は、必ず晩御飯を先に食べておかないといけないとの知見を得た。

そして翌日、12月17日、私は久しぶりの山手線で時折デレステ広告を観覧しながら会場である恵比寿ガーデンプレイス - クラウドワークス様へ向かった。
小話をすると、ガーデンプレイスの前でどこに入っていいか分からず、迷ってしまった。
そして迷っている所に、おじいちゃんに何かの場所を聞かれた。すまない。私も迷っているんだ。なにせここは初めてだからな。

@hamacoさんと合流し、会場にたどり着くことが出来た。
そこで主催者面々と初顔合わせになった。事前にSlackでコミュニケーションを取っていた事もあり、特に違和感なく話を出来た。
会場は凄くおしゃれなところで、正直私のようなふざけ倒した人間が入って良いのかも躊躇われるような場所だった。
このような素敵な会場をお貸し頂いたクラウドワークス様に改めて感謝したい。f:id:bode_mmk:20161223001723j:plain


私は音響と映像関連、ニコ生周りの担当なので、会場入りした後、早速その辺の調整をさせてもらった。
会社から引き取ったミキサと機材、昔からの音響・ニコ生関連の僅かな知識と今回勉強したこと、後はGoogleせんせぇ。
とにかく持っているものをフルで叩き起こして今回の会場設営に望んだ。

幸いにして会場の音響環境は整っていた。また、想定していたとおりの機材だったので持っている機材で設営が出来た。
映像も問題なさそうだし、ひとまずはニコ生も配信できそうだ。
一つ懸念があるとすれば、LTの資料が出来ていない。
だがまぁいい、もくもく時間中に作ればいいだけの話だ。
(この時のこんな思い込みがフラグになるとは思いもよらなかったのだ)

当日 開始~

とかく、受付時間になると早速参加者の方々が入場してきた。
全員"アイマスエンジニア"であり、同志なのだと思うと凄く不思議な気分になった。
スタッフも含め、ここに居る人全員がアイドルをプロデュースし、その傍らエンジニアの視点で何かしらのプロダクトを模索している。
「何だ、私はもっと広く世界を知るべきだったんだな」
高揚感に満たされる心の片隅で、自分へのそれまでの行動力のなさを改めて恥じた。

treby氏の挨拶がはじまり、いよいよ「アイマスハッカソン2016」の開催である。
P達の自己紹介も良い雰囲気で始まった。
今回一番の驚きは、参加者がたくさん居たにも関わらず、全員担当アイドルがダブらなかったことである。

それぞれ個性的な、魅力的な自己紹介と、担当アイドルへの愛が垣間見える素敵な自己紹介だった。
また、本当にいろんな分野から今回集まったのだなと思った。
使用言語はRubyPHPPerlPython、C、C++JavaScript.....
やることは機械学習から形態素解析、slコマンド、集計、画像解析...等.... 様々
純粋にエンジニアとしても興味深い内容のものばかりだ。

私自身は最近もっぱら副業がWin32APIなどという糞つまらないものとにらめっこする毎日だったので、良いネタが思い浮かばず
結局Amazon Dash Buttonを購入して当日に挑んだ。Dash Button使ってガチャを引く何か愛を叫ぶ物が出来たら良いと思った。

自己紹介を一通り終えた後、早速もくもくタイムに入った。
会場は幾つかの島に分かれている。靴を脱いでくつろいで作業できるスペースも提供されており、自然発生的にコミュニケーションもあった。
私自身は音響機器などの万が一のハプニングに備え、ステージの隅で作業をしていたのだが、会場全体として良い雰囲気でもくもく出来たのではないだろうか。

また、ゆた氏のBGMの選曲が神がかっていた。
アイマスPは往々にして、テンションが上がる曲がかかると居てもたっても居られずコールをしたりUOを折ったりする(要出典)。
当日は私も4thで揃えたサイリウムを持っていってたので、周りの様子を見てサイリウムを振るなどした。

メルヘンデビューで盛り上がったり、

あんずの歌で盛り上がったり

等した。

しかし、会場が会場なのでコールを思いっきり出来ないジレンマからか、imas-hackのSlack上に#callなる謎のチャンネルが出来、Slack上でコールするという謎の文化が出来た。

そして、当日は15時にデレステのガチャの更新だったので、15時になると会場がガチャ更新にざわつき始めた。
ガチャを回せと煽り始める者や、SSRのフラグでびっくりする者など居た。
ちなみに私は、1日1回のお布施をすると、SSR美玲ちゃん(ダブリ)が出てきた。



今回、会場に更新分の担当が居なかったことが幸いだったか。

後、お昼ごはんの時にP達でゾロゾロと三越に行ったのは、色んな意味で迫力があったと思う(笑)

そしてこれは内輪ネタになってしまうのだが、何故かSlack上で私のアイコンのスタンプが出来てしまった。

クソコラを作る人が居る。
それをスタンプにする人が居る。

関西人として全てのネタに対して突っ込まざるを得なかった。
違う側面でのハックだ。しかし、このスタンプ、こんなに種類があって需要があるのだろうか。

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当日 成果発表・LT~

ネタに対応しつつ、Dash Buttonの為のモジュールインストールのエラー等に手間取っていたら、あっという間にもくもくの時間が終わり、成果発表の時間になった。
ここから予約通り、ニコ生を開始した。
これはコミュティを借りて、放送させてもらった。
コミュティ主に、改めて感謝したい。

プログラミング生放送(出張所)-ニコニコミュニティ

そして思い思いの成果発表を行った。
一人ずつ、今日は何をやったか、どうだったかなどの成果発表を行っていった。
成果が上手く出ている人や、そうでない人(私)等様々で、しかしやはりここでもしっかりとそれぞれのContributeを知ることが出来た。

おそらく会場に居た全員が、その日アイドルの事を考えながらハックをしていたに違いない。
(クソコラを作る事ばかり考えていた人など居るはずもない)

当日の様子はニコ生のアーカイブをチェックするのが一番早い。
(見て欲しい気持ちもあるが、恥ずかしい気持ちがあるので見てほしくない気持ちもある。何とも言えない気分だ)

【中継】アイマスハッカソン2016!!【 #imas_hack 】 - 2016/12/17 17:00開始 - ニコニコ生放送

成果発表をした後、ピザと飲み物が届くまで暫くの間自由時間となった。
私はニコ生担当だったのでなんとかこの間をもたせようとしたが、LTの資料がこの時点でできていなかった。
卑怯だが、参加者に話を振り、私はニコ生のコメントを見つつ、LTの資料を作成するなどしていた。

この時点でLTの発表順が決まりSlackに投げられた。
私はまさかの大トリである。
いや、LT資料作成時間的にはありがたいが、まさかの大トリである。
私は切に自分のLTをやめたいと願ったが、ここで発表しないのも男が廃る。

LTで発表予定だったプロダクトが諸事情により間に合わないと踏んでから、ネタ枠で行こうと原稿を書いていた。
せめて滑らないで欲しい。私はそう願いながら、P達のLT発表を見守った。

まて、やはりみんな凄いことばかりをしている。
私のネタ枠が本当に最後で良いのか。
私はただ自分の欲望と偏愛にまみれたLTと呼ぶのもおこがましいスライドを発表を、この凄い人達の後でするのか。
そんな事を考える暇もなく、私の順番になってしまった。
えーい、(ちゃ)ままよ。

かくして私の人生初LTは概ね(元々いじり倒されていたのもあって)成功に終わった。
滑らずに愛を叫べてよかった。
それが私の終了後最初の感想だった。

そこから、treby氏の挨拶で〆、20時まで延長されたニコ生のパーソナリティをやり終えるまでは、あっという間だった。
ここで話が続いたのは@hamaco氏の助力が大きい。
もっとトークの地力をつけて次は望みたいところである。

かくして、アイマスハッカソン2016は終了し、私の初アイドルへのContributeは終わった。

アイマスハッカソンを終えて

今回は何もかもが初めてだった。
・初めてぼでーとして活動らしい活動をした
・初めてハッカソンのイベントスタッフになった
・初めて(リアルな)人前でアイドルへの愛を叫んだ
・初めてLTをした
・初めて音響機材のセッティングをした
大きくはこんなものである。

何もかもが初めてで、手探りの中、まずは改めて今回参加していただいたすべての人々に感謝の意を述べたい。
そして、私のような若輩者を受け入れてくれたスタッフ関係者にも感謝したい。

今回自分の思うままに活動ができたし、思うように楽しめた。
物事はまず楽しむ事が第一だと思っているので、本当に良かった。東京へ遠征したかいがあった。

また、スタッフ関係者のイベントプランニング、ノウハウは勉強になった。
これから、アイマスに限らずイベントをオーガナイズして行こうとする身には、とてもありがたい経験をさせてもらった。

その中、自分がどこまでならやれそうか、どこまでならまだこれから伸びれそうか、というのも体感することが出来た。
イベントは、人の協力が無ければ動けない。
それを改めて感じた。

もちろん、反省もある。
1番の反省は、私自身が大したプロダクトを出せていないことだ。
もっと事前準備すべきだったし、それこそLT資料を完成させておくべきだった。
副業は言い訳にはやはりしたくない。
自分には厳しく、アイドルには優しく。
次回はきちんと技術力をフルで振る舞えるようにしよう。
ダジャレではない

Next アイマスハッカソン

まだ公式には発表できないが、やはり関西でアイマスハッカソンをやる事が、私の使命ではなかろうか。
まだ手探りだが、「まずは関西でやる」のを目標にやってみたい。
勿論、私一人では出来ないので協力者を募る。
関わりを大切にし、次に繋げていく。
アイマスハッカソン、取り敢えず続ける事がまずは第一だと思っているので、次回もスタッフとして、参加者として、アイドルに貢献していきたい。

明日23日目の記事は、@1kaguya氏による、「G4Uでいおりん撮ろうや。」である。